8月相場の季節性: 1998年以降のUSDJPY月足陰線率は100%、戻り高値は絶好の売り場に!? 

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  『8月はドル高基調の転機!?』―――。
 歴史的に8月は、ニクソン・ショック(71年)、イラクのクウェート侵攻(90年)、ロシアでのゴルバチョフ失脚(91年)、ロシア通貨危機(98年)など、重要事件が勃発してきた。

 加えて、日本のお盆休みをはじめ、世界的にも夏期休暇シーズンの真只中にあって、重要指標の発表や金融政策イベントも目白押しとなっていることから、“売買薄が故の波乱”の展開も繰り返されてきた。

 海外では、欧州勢が1年間を通じて最も集中して休暇をとるシーズンである一方、ヘッジファンドは例年8月を“相場仕掛けのタイミング”として強く意識しているとの指摘もあり、8月相場の動向は意外に当面の方向性を決定付ける重要な月となり得る可能性には留意したい。

 USDJPYを例に挙げれば、1998年以降の月足は7年連続で『陰線』を出現し続けている。(⇒90年以降の月足陰線率は80%)
 月足ベースで『陰線』を出現するということは、『月初のドル高』に対して『月末のドル安』であり、1998年以降では概ねこの変動パターンが踏襲されている。
 つまり、8月初めに示現するであろうドルの戻り高値が、“絶好の売り場”になってきたということでもある。

 米ドルの代表的な実効為替レートであるFRBインデック(=Major Currencies)のシーズナル・サイクルでは、8月は6-7月のドル高局面から一転して伸び悩みとなり、国際会議が集中する9-10月に向けて一段のドル安となる変動パターンを有している。

 今年の場合も、米雇用統計(08/05)、FOMC(08/09)、第2週の米国債四半期定例入札、月央と月末の米国債利払い・償還に加え、日本の郵政国会、中国人民元の再切り上げ思惑など、相場材料が目白押しとなっており、ボラタイルな展開が期待できそうだ。

(7月31日 19:50記)

 ここで公開したコメントは、先に公開した「8月相場のアノマリー」とともに、今週の『森レポート(全13頁)』P.4-5に掲載しているものです。あわせてご活用下さい。

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