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zoom RSS 米国雇用創出法( 内国投資促進条項)がドル高バイアスを掛ける!?

<<   作成日時 : 2005/06/01 16:42   >>

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  ドルの代表的な実効レートである『FRBインデックス』は、05/12にチャート上の『ダブル・ボトム』完成となる『Neckline』を突破し、教科書通りに続伸幅を拡大している。

 最新のCFTCデータによれば、ドルインデックスのファンド筋のネットポジションは4月第1週に小幅な買い越しに転じていたが、ちょうど『ダブル・ボトム』を完成した週のポジションが反映される05/17時点に買い越し幅を一気に3.4倍に拡大していることがわかる。
 ただ、これまでのところ欧州通貨売りを主体とする相場展開となっていることから、一段のドル上昇には独自材料に基づく買い材料が望まれる局面でもある。

 こうした状況下、市場参加者の関心は最新の米景気実態や次回FOMCでの利上げペースを占う米5月雇用統計(06/03)に集まっているが、昨日発表されたシカゴPMI景況指数が予想を大幅に下回ったことから、再び利上げ打ち止め観測が優勢となりつつある。

 本日は米製造業全体の景況感を表すISM製造業景気指数が発表されるが、事前予想では52.2と前月の53.3から低下し、2003年6月以来の水準に落ち込むとみられている。

 グリーンスパンFRB議長が就任して以降のFOMCでは、製造業PMIが50を割り込んだ状況下で利上げが行われたことはないため、ISM指数に対する関心は一段と高まっている。
 また、シカゴPMIを構成する雇用指数が4月の62.3から54.7へと、1月以来の低水準に落ち込んだことから、本日のISM指数では雇用指数に注目していきたい

 一方、FRBインデックスの『シーズナル・サイクル』では、例年4−5月に年前半のドル安を示現する傾向にあるが、今年3月以降は例年のパターンを大きく逸脱する相場変動が続いている。

 具体的には、ドル高バイアスが掛かりやすくなっているが、こうした状況の背景には昨年10月に成立した『雇用創出法(内国投資促進条項)』を受けた米国への資本回帰に伴うドル需要の影響が指摘されている。

 同条項は2005年の1年間という時限立法となっているため、米多国籍企業等による本国送金は年間を通じて前年を上回る見通しであり、こうした観点からは米指標の悪化などでドルが売られる局面でも押し目は限定的かつ一時的となる可能性が高いといえよう。

(6月1日 16:30記)

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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
お世話様です。
ドル円の上昇もそろそろ一服するんでは
無いかと思ってまして、ショート持ちたい
誘惑に駆られております。
ISM製造業景気指数を50切って利上げされたこと
は無いらしいのですが、今日のウィスパーナンバー
はございますでしょうか?
よろしくお願い致します!
暴れ馬
2005/06/01 18:31
 お久しぶりです。

 ドル/円のショートですか?
今日は108.10円処がサポートになっていますが、大口のBid観測があるようですよ。
 ご質問のISM指数のウィスパーナンバーは出回っていないようですが、コンセンサス中心の52.2に対して、BNPパリバでは53.8と4月の53.3からの改善を見込んでいます。
改善理由は省きますが、それなりに納得できる解説がなされています。

 ところで、私はドル/円ではなく、もっぱらポンド/円の戻り売りで攻めています。
 5分足チャートを眺めながらバタバタと、少々疲れますが、半日累計でも300ポイント以上の値幅は取れてますから面白いものです。
森 好治郎
2005/06/01 19:02
なるほどですね。ありがとうございます。
もう少し様子見してみます。
ポンド/円半日で300ポイント以上は
すごいですね!
暴れ馬
2005/06/01 19:13
毎日楽しみに拝見させていただいています。5分足を眺めながらポンド円のトレ−ドを繰り返しておられるそうですが決めては何ですか?窓、上下ヒゲといろいろあろうかと思いますが、よろしければお教え願えないでしょうか。
神風
2005/06/01 20:20
ありがとうございます。

 ご参考になるかどうか分かりませんが、ポンド/円のトレードに限らず、私の場合は主要通貨ペアのチャートを全て眺めながら、全体の流れを把握した上で“カン”ともいうべき経験則で売買を行っています。

 全体の流れを見るということがポイントで、例えば欧州通貨同士やクロス円同士でも全く違う動きをする時(=歪み)は、ビッグチャンスと捉えて歪みの修正を狙います。
(スイスフランは先行指標)

 それぞれ重要なチャートポイントさえ抑えておけば、失敗は少なくてすむはずですし、慣れてくれば、レンジブレイクする動きなのか、レンジバウンドの繰り返しなのかもわかるようになると思います。

 私は短期売買はレンジバウンドの時だけ行っています。
テクニカル分析は資格は持っていますが、専門ではありませんので、チャートは波動を読むように心掛けています。
森 好治郎
2005/06/01 20:54
早速ご返事を頂きまして有難うございました。後ずけのご挨拶になりますが私は1998年から森様の大ファンでして森レポ−トは欠かさず読んでおりましたが昨年突然拝見する事ができなくなり寂しく思っておりましたが今年になってこのBlog上でお会いする事ができました。今後ともますますのご活躍をお祈り申し上げます。
神風
2005/06/01 21:11
今晩は、今日は丁寧なシナリオ解説、ありがとうございました、御礼申し上げます。

300pは凄いですね、流石プロとしか賞賛できませんね。
ドル円ですが、指標前の調整に入っていますが
私的に今晩のISM数字が良いように予想しています。
昨晩のシカゴから見れば悪いはずですが、アメ指数は四回前後悪い数字が続くと何故か良い数字が出ることが多いと感じています(笑
パリバの数字ですと、FRBは利上げ続行の期待からドル買い要因になりますね。
私は既にオランダの否決は折り込んできているのでは?と思っていますが、ドル買いに弾みがつけば、折り込んでいるはずのオランダ否決もまたぞろ思惑筋のネタにされる可能性も大ではないでしょうか?
どうも、マーケットはユーロを売りたくて仕方ないように見受けます。
総ベア状態では反転もあるシナリオですが、日柄的には月曜からのユーロ売りですから、まだ過熱感は続くと見ています。
ユーロ売りもそろそろ気をつけた方がいいでしょうか?
フェレンギ
2005/06/01 21:15
そうでしたか。セミナーの時などでお会いしているかもしれませんね。

 先程、書き忘れていましたが、私は毎朝EXCEL上に16通貨ペアのデータを手入力し、エリオット波動分析、一目均衡表均衡表、各種移動平均線、21日平均線3%乖離チャートなどを作成しています。
こういう作業をしていると、フォーメーションや波動で面白いものが見つかるものです。

ブログ内のチャートやグラフは全て手作りです。
こうした相場データだけでなく、専門のファンダメンタル分析の経済データの入力や要人発言も全てデータベース化してシナリオ作りに活用しています。

取引で迷われた際には、私のブログを見に来てくださいね。これからもよろしくお願い致します。
森 好治郎
2005/06/01 21:22
 フェレンギさんのご指摘のように、マーケットはユーロ売りの材料を探しているようです。

 本日夕方のユーロ売りもその典型でしたね。
「先週行われた独高官らの会合でEMU崩壊の可能性が議題に上った」という報道でしたが、これからもこうした情報が錯綜する可能性は想定しておく必要がありそうですね。
森 好治郎
2005/06/01 21:27
ISM微妙な数字でしたね。
取り敢えず50割れなかったので、トレンド継続と言ったところでしょうか?
一応利上げ期待は残存。

次はオランダ国民投票、ユーロの政治的な統一の破綻となれば、当然経済的な弱体化の評価は
免れないでしょうね。
強いユーロの継続は難しいという事でしょう。
そうなりますと、この本国投資法の絡みが出てきませんか?森さん。
これから先、ユーロの下落が免れないと仮定した場合、ユーロ圏に利益を残しているアメリカ本社は出来るだけユーロ高ドル安の内にドル転を図ってくると思うのですが?
ユーロの下落は本国投資法絡みの゛需要゛と呼べるユーロ売りドル買いに拍車を掛けると思うのですが?
どうでしょうか?
フェレンギ
2005/06/01 23:15
The employment index fell to 48.8 from 52.3.
ISM指数構成の雇用指数は悪いですね。
これで週末の雇用統計に対する失望感が出てきています。

本国投資法では、ネックとなるのが、米国内で再投資する必要があることです。
森 好治郎
2005/06/01 23:27
為替ヘッジの容易な通貨の場合は直ぐに本国に送金する必要はないでしょうが、米国に回帰する資金の最も多い地域がユーロ圏といわれていますので、ユーロ安・ドル高の流れは続く可能性が高いでしょうね。
森 好治郎
2005/06/01 23:33
御回答ありがとうございます。
週末雇用統計の失望売りが今入っていると見て宜しいのですね。
ドル円は少し揉みそうですね(残念
フェレンギ
2005/06/01 23:39

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